ねっしゅー駐輪場

自転車乗りのデュエル・マスターズ

双極編第2弾発売後の「ゲイルヴェスパー」について

昨日ババロコCSに出場して来た。戦績を以下に挙げる。

2018年7月1日開催

第20回ババロコCS

使用デッキ:緑t青ゲイルヴェスパー

予選

1回戦×vsブライゼシュート

2回戦○vsアナカラーシャコガイ

3回戦○vsドロマーダンテ

4回戦○vs5Cコントロール

5回戦○vs青白サザン

6回戦○vsドロマーダンテ

14位予選上がり 

クロックチャレンジ○○vs緑t青ゲイルヴェスパー

準々決勝○○vsガンバトラージョーカーズ

準決勝×○○vsブライゼシュート

決勝○○vs朱雀

 

 

 

1年と半年振り、2度目の個人優勝となった。

CSサポート第六期の初日でまさか…と思って頬をつねると痛いので夢では無いようだ。

今回も「ゲイルヴェスパー」の解説記事を書いてみた。駄文ではあるが、「ゲイルヴェスパー」を使ってみようと思う人、どういうデッキなのか知りたい人は是非見ていって欲しい。

 

注釈:この記事は旧殿堂(~2018年7月13日)のものとなっている。しかし、デッキリストは新殿堂でも使用可能であることに加え、大まかなプレイ内容については殿堂前後で大きく変化しないと考えた。新殿堂施行後の参考になったら幸いである。新殿堂後、各対面についての追記を行う予定。

 

1.そもそも「ゲイルヴェスパー」とは(初心者向け)

「ゲイルヴェウスパー」がどの様なデッキなのか大まかに解説する。

まずはこの2体のクリーチャーを見て欲しい。

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彼らがこのデッキの親玉とでも言うべき存在である。 どちらの能力も共通して

 

「パワー12000以上のクリーチャー」

 

を鍵としている。この「パワー12000以上のクリーチャー」をフル活用して戦うのがこのデッキの戦術だ。

結論から言えば、膨大なマナと巨大なクリーチャーが大量に展開され、最後は安全に勝ちに行く、というデッキなので「派手さ」と「攻撃するリスクを避けたい」という人にはお勧め。ちなみに私は攻撃する方が好きだ。

 

 

2.リスト作成の経緯

まず新弾発売直後の時、

『まだ新タイプである「轟轟轟」はそんなにおらず、今までと同じ様な環境だろう』

と考え、リストを据え置いたのだが、蓋を開けてみると「轟轟轟」が予想以上に多く、これまでのリストではほぼ勝てないと判断し、再度ゼロからリストを考え直すことに。

 

そんな時、このデッキを一緒に練ってきてくれた男からこんな声が。

むった「ねっしゅー、今回のこれお勧めだよ!」

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なるほど。パワー12000でS・トリガーだ。

 

 

 

 

 

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シャロの持っている宝石はこいつの事だったのか…。

 

 

 

 

 

『ラパダイス』『プラントボ』の当たりを減らさずに8枚の受けを入れられる。おまけに出せば展開して盤面を取りながらこちらの盤面を増やす。強いことしか書いていないではないか!

 

以前貰ったアドバイスを思い出しつつ、製作したリストがこちら。

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3.カードについて(一部は4月に掲載したものと似通ってしまうが御容赦願う)

・『天風のゲイル・ヴェスパー』

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コスト10、パワー12000、軽減のクソデカ。

a.能力

①「パワー12000以上のクリーチャー」1体に付き召喚コストが「2」少なくなる「W・シンパシー」を持つ

②場に出て以降は手札の味方にも「W・シンパシー」を与える

③T・ブレイカ

b.採用枚数

メインコンセプト。どの勝ち筋を取っても必ず使用する。4採用。

c.立ち回り

能力②のおかげで一度場に出ればその後の展開が一気に楽になる。例え『ジーク』がおらずとも先んじて着地すれば、次ターンで『ラパダイス』やコストを軽減させた『コレンココ』で強引に探しに行き、フィニッシュに持ち込み易くなる。

また「W・シンパシー」の効果は重複する。例えば、

場に2体の『ゲイル』のみが存在。この時手札の『ジーク』の召喚コストは

1体目の与えた「W・シンパシー」で4軽減

2体目の与えた「W・シンパシー」でも4軽減

合計8軽減で召喚コストは3、となる。

基本的には1体で十分だが、手札や場から除去された時のことや、「W・シンパシー」の重ね掛けを考えて2枚抱える場面もある。

そして軽減の計算は素早く、正確に行うこと。使用時間の短縮はお互いの快適な試合に繋がることだろう。

d.一言

このデッキを使っていると10コストなのにパワーが12000しかない、とよく分からない感覚を覚えることがある…。

 

・『ジーク・ナハトファルター』

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コスト11、パワー18000、勝利のクソデカ。

a.能力

①自分のターン開始時にマナから手札に戻せる

②自身または他の「パワー12000以上のクリーチャー」が場に出た時に2ブースト、その後マナからクリーチャー1体を手札へ

③Q・ブレイカ

b.採用枚数

メインコンセプト。①の能力があるので、手札かマナに1枚見えれば十分。しかし裏を返せば1枚も見えなければ勝てない。これはコンボデッキの宿命と言える。4採用。

c.立ち回り

この蛾が場に出たが最後、相手には敗北、自分には勝利が見えてくる。

『ゲイル』の軽減を利用して早期に着地する基本ルートは勿論、

11マナを溜めて自身を召喚

→1or2コストのクリーチャーを召喚

→自身の効果でマナから1or2コストのクリーチャーを召喚

→盤面に十分なクリーチャーが揃ったら『ゲイル』を召喚

というルートが存在する。相手によっては後者のルートの方が勝ち筋が大きい。マナの数は常に意識したい。

能力①が特にインチキだが過信してはいけない。①を使用するということは「マナチャージしてもマナは増えていない」ということである。当たり前のことだが、このコスト管理を意識「する」か「しない」かがこのデッキの勝率に影響する最大の点かもしれない。

また能力②は強制効果である。山札枚数の数え間違いには気を付けよう。

d.一言

和訳すると「勝利の蛾」という意味らしい。いつもその名に恥じぬ働きをしてくれる。和訳してもしなくても名前が格好良い!

 

・『界王類七動目 ジュランネル』

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コスト1、パワー24000、元祖クソデカ居眠りドラゴン。

a.能力

①:タップ状態で場に出る

②:「自然のマナが7枚以上」あるとアンタップする

③:ワールド・ブレイカ

b.採用枚数

最強の頭数にして最強のアタッカー。「1コスト」クリーチャー1体で『ゲイル』が「2コスト」の軽減を行えるので、理不尽な動きを可能にし易くなる。4採用。

c.立ち回り

基本的には場で寝ている。彼らの様な低コストクリーチャーによって『ゲイル』軽減の基盤が構成されている。以前よりも「ワールド・ブレイク!!!!!」と宣言する機会が増えたとか増えないとか。

能力①を相手に利用され、「赤黒ドルマゲドン」の『ドルハカバ』等にサンドバッグ扱いされることがあるが基本的には気にならない。

「封印」を扱う相手に対面した際に重要になるが、このデッキ唯一のコマンドクリーチャー。

能力②は使い慣れていないと案外忘れたり、間違えたりするので注意。

d.一言

元祖であることが災いして、2ブロックで唯一使えないのが可哀そうで…。

 

・『デデカブラ』

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コスト1、パワー12000、おおきなかぶ。

a.能力

①:「攻撃できない」

b.採用枚数

完全にただの頭数、されど頭数。頭数の重要性は『ジュランネル』の項で述べたとおりである。4採用。

c.立ち回り

「1コスト」であり、タップインしないので基本的に攻撃されない点が最大の利点。1ターン目から積極的に展開が可能。たとえ盤面0からでも、7マナあれば

1コストクリーチャー4体→『ゲイル』→『ジーク』

という展開も可能。

d.一言

蕪だからと舐めていると痛い目を見ることは間違いない。それでもかぶはぬけません。

 

・『デスマッチ・ビートル』

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コスト2、パワー13000、いぶし銀のクソデカ。

a.能力

①「攻撃できない」

②相手ターン中に「踏み倒されたクリーチャーとバトル」出来る

③ガードマン

b.採用枚数

現在強力無比な②の能力が刺さらない場面はまず無い。加えて2コストの軽減基盤でもあり、噛み合いが素晴らしい。これを無理なく最大数採用出来る事が「ゲイルヴェスパー」最大の利点と言っても過言では無い。4採用。

c.立ち回り

踏み倒しを絶対に許さない巨大虫。その性能については同時期に登場した『オニカマス』『センノー』と並ぶものがある。その2体が対処できない「G・ゼロ」「マスターG・G・G」にも対抗出来、その効果範囲の広さが伺える。

ただし

『ドラゴンズ・サイン』→『煌龍 サッヴァーク』

『ブライゼナーガ』→『シャナバガン』→『ヴィルヘルム』

など監視をすり抜ける方法も少なからずあるので要注意。

d.一言

「ビートル」の意味が「甲虫類」だと初めて知った…。

 

・『ジャンボ・ラパダイス』

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コスト2、超リソース収穫呪文。

a.能力

①デッキ上4枚を表向きにして、「パワー12000以上のクリーチャー」を「全て手札に加える」。残りはデッキの下に。

②S・トリガー

b.採用枚数

「手札の量は戦略の幅」である。これ1枚で3,4枚回収はデフォルト。4採用。

c.立ち回り

外れ札が9枚まで減少し、以前よりも回収できる枚数の期待値が上昇した。これは基本的に利点なのだが、強いて問題点を挙げるとすると4枚全てを回収してしまうとデッキボトムが分からないままになる点か。と言っても、圧倒的な手札量からの展開で勝利を目指せるので左程問題にはならない。

試合のどのタイミングで来ても、足りないカードを持って来られる可能性があるため、まず腐ることがないのも強味。

能力②がおまけの様に付いているが、これもまた馬鹿にならない。

d.一言

4枚回収すると間違いなく「良いんすか!?」と煽られる。メンタルトレーニングには最適だ。

 

・『ボント・プラントボ』

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コスト3、(ほぼ)確定2ブースト呪文。

a.能力

①まず1ブースト。それが「パワー12000以上のクリーチャー」だった場合もう1ブースト

b.採用枚数

序盤にマナを伸ばせる唯一のカード。いくら手札があっても使うマナがなければ話にならない。4採用。

c.立ち回り

『ラパダイス』と同じく外れ札は9枚。相変わらず『プラントボ』→『タンク』の流れは健在。アンタップインなので余った2マナで『ラパダイス』を撃つなり、展開するなり出来て、とても自由。ただし、成功率が上がっているといっても失敗する時は失敗するので、可能な限りケアをしていく。例えば、

「赤青剣」対面:先攻2ターン目、手札に『ラパダイス』『プラントボ』『デスマッチ』

後攻2ターン目に走ってくることは無いが、『ラパダイス』をプレイした場合、先攻3ターン目の『プラントボ』が失敗すると、がら空きの場にやって来るのは

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からの

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あとはお察しである。

マナ加速カードには同コストの『白米男しゃく』、2コストの『レッツ・ゴイチゴ』が存在するが、手札消費1枚で2枚加速出来るその「速さ」は唯一にして最大のアドバンテージ。

また後半で引いた場合でも11マナ到達を少しでも早めることが出来、腐り難い。

d.一言

周りからの愛称は「緑のメンデルスゾーン」。速さが足りない、とは言わせない。

 

 

・『コレンココ・タンク』

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コスト6、パワー12000、役割の多いクソデカ蓮根戦車。

a.能力

①場に出た時、山札の上から3枚を表向きに、その中の「パワー12000以上のクリーチャー」を好きなだけ手札へ、残りは「タップして」マナへ

②相手プレイヤーを攻撃出来ない(クリーチャーには攻撃出来る)

③ガードマン

b.採用枚数

3→6の安定した動きは目を見張るものがあるが、毎試合プレイするわけではなく、かさばる場面が目立ったので4採用は見送り。それでも単体で非常に強力な能力を持つ。3採用。

c.立ち回り

基本的には従来と変わらず、マナと手札を器用に整える便利屋的立ち位置にいる。今回からは『デンジャー』の能力で射出出来る最重量クリーチャー、という面も持つ。『デンジャー』から展開すれば、次のターンからタップしているクリーチャーを2体まで殴り返していける。「次のターンがあれば」の話ではあるが。

『ゲイル』着地後、残った2マナのうち1マナでこれを召喚、効果で『ジーク』を回収、フィニッシュ、という流れもあるのでマナ置きは計画的に行うべきだが、この動きは『デンジャー』でマナから射出することでも可能になった。

11マナを確保する際には『プラントボ』と合わせて最優先でプレイしたい。

注意したいのは能力①。強制効果であることに加え、マナは「タップイン」となる。『ジーク』の効果で回している時に水のカードを捲った場合、『シャコ』の着地が出来なくなり、フィニッシュが1ターン遅れる可能性が生じる。『シャコ』以外にアンタップした水マナが無い時は〈絶対〉に出してはいけない。以前よりも水のカードが少なくなっているため、この点はより一層の注意を要する。

d.一言

「6」輪戦車の様だ。ちなみに私は蓮根よりも人参が大好き。

 

・『水上第九院 シャコガイル』

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コスト9、パワー13000、皆大好きクソデ貝シャコガイ

a.能力

①場に出た時、墓地のカードを全てデッキに戻し、シャッフルする

②相手のターン開始時、5枚ドローし、3枚を捨てる

③自分が最後の1枚をドローする時、負ける「かわりに」勝つ

④T・ブレイカ

 b.採用枚数

パワーが12000を超えている故『ジ・エンド・オブ・ユニバース』と同じく、「ゲイルヴェスパー」の王道フィニッシャーとなっている。3採用ではかさばる場面が目立つため、2採用。

c.立ち回り

基本的には『ゲイル』『ジーク』の2体が揃い、デッキを半永久的に掘れるようになるまで場に出すことは無い。以前は『ゲイル』着地後強引に『ジーク』を探すため、『ジーク』よりも先にこのカードを場に出す場面が現実的な確率で存在したが、水文明のカードを減らした影響で、現在はフィニッシュ以外で場に出ることがほぼ無くなった。一度墓地に行くと、もう片方の自身の効果でしか戦線復帰が出来ない。ハンデスランデスを使用する相手には要注意。

d.一言

悔しいが、殴らない方が安定するのは確か。「皆大好き」と書いたが、私は相変わらずあまり好きではない。

 

・『終末の時計 ザ・クロック』

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コスト3、パワー3000、合言葉は「ラス盾クロック」。

a.能力

①S・トリガー

②場に出た時、ターンが飛ぶ

b.採用枚数

『クロック』を1枚積んだ、と言うよりは「3枚目の水文明のカード」を積んだ感じである。これが最も必要とされていた相手である「ジョーカーズ」は環境から大きく数を減らし、積極的に採用する理由が薄くなった。1枚採用。

c.立ち回り

デュエマ界の最強S・トリガー候補。踏んでもらうと1ターンが確実に回ってくる。その1ターンが有れば「ゲイルヴェスパー」側が勝利することは全く難しくない。

手札やマナにあると水文明のカードであることが災いしてこちらの展開をを鈍らさせることもある。ただ、手札にあると本当に空虚となるので、1コストクリーチャーを絶え間なく展開する必要がある時以外はマナに置いてしまって構わない。

d.一言

CSプロモのフレーバーテキストが格好良くて、このイラストから浮気しそう…。

追記:浮気しましたごめんなさい

 

 

 

この時点で40枚中34枚が決定した。

残っている6枠を以下の2枚に割り振る。

 

・『ゼノゼミツ』

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7コスト、パワー12000、計算外の虫。

a.能力

①S・トリガー

②場に出た時に、相手クリーチャー1体とバトル出来る

③攻撃出来ない

b.採用枚数

細かく刻んでくる相手(ex.「轟轟轟」「ジョーカーズ」「墓地ソース」「赤青剣」)に踏ませることで相手の打点を減らし、更に軽減の頭数が場に残ることで『ゲイル』の着地ターンを早めることが可能。今回は6枠をどちらにも寄せず半々にしたので3採用。

c.立ち回り

①の能力がメインとなるので手札に維持する必要は無い…と言いたいところだが実はそうでもない。このデッキではマナをタップインさせる『勝利のリュウセイ・カイザー』等のクリーチャーをどうしても退ける必要がある。盤面へピンポイントに干渉出来、且つ軽減として残るのは最大の利点である。『ドギラゴン剣』、自身にパンプアップ効果を使用した『ガンバトラーG7』等は除くが基本的にパワー負けすることは無い。総じて器用に動ける便利屋と言える。

d.一言

先日、生きた蝉の幼虫を初めて見た。いやー、びっくりしたの何のって(笑)

 

・『ナ・チュラルゴ・デンジャー/ナチュラル・トラップ』

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コスト7、パワー12000、巨人戦車。6コスト、自然の元祖S・トリガー呪文。

a.能力

クリーチャー側

①マッハファイター

②場に出た時、または『トラップ』呪文を唱えた時に、手札またはマナから自然の6コスト以下のクリーチャーを場に出せる

③T・ブレイカ

呪文側

④S・トリガー

⑤相手クリーチャー1体をマナへ

b.採用枚数

『ゼノゼミツ』と同じくS・トリガー枠。それに比べてコントロール系統の相手に対して特に強く出られるが、守りとしてはどちらも一長一短であり、今回は6枠をどちらにも寄せず半々にしたので3採用。

c.立ち回り

④がメイン、と思いきや実はクリーチャーとしても超優秀である。

①によって相手の場を蹂躙する。しかも場に出たターンはアンタップしているクリーチャーをも対象とする。シノビに気を付けながらガンガン相手の戦力を削って行く。

そして②で味方を増やす。『コレンココ』を展開するのが基本となるが、どのクリーチャーを展開しても『ゲイル』の軽減に繋がり、非常に相性が良い。『トラップ』呪文にも反応する点には十分注意を払いたい。これを忘れて実は盤面に出せたクリーチャーを出さずに『ゲイル』着地が出来ず負けた、なんてことになったら悔やんでも悔やみきれない。

呪文側については今更説明するまでもないだろう。

d.一言

マッハファイターだっていうことが一番驚かれたのだが…。確かによく考えるとスペックがお化け。

 

 

4.戦い方(これも以前の記事と似通るが御容赦願う)

勝利方法は

 

ジーク』の効果でデッキを掘り進め、『シャコ』の効果で勝利する

 

ことがメインとなる。

ここに至るまでには2つのルートが存在する。

 

a.盤面に小型クリーチャーを並べる

 →『ゲイル』を低コストで召喚する

 →『ゲイル』の効果でコストを軽減した『ジーク』を召喚する

 →『シャコ』が見えるまでデッキを掘る

 →『シャコ』を出して、山札を5枚以下にしたらターンを返す

 

b.11マナ(以上)ためる

 →『ジーク』を召喚する

 →小型クリーチャーを召喚して、小型クリーチャーを召喚する

 →『ゲイル』を召喚する

 →『シャコ』が見えるまでデッキを掘る

 →『シャコ』を出して、山札を5枚以下にしたらターンを返す

 

ただしどちらのルートを取っても

「水文明カードが2枚以上シールド、デッキボトム、墓地にある」

場合は『シャコ』でのフィニッシュが出来ない。デッキを掘り進める際は、常にこの事を念頭に置かなくてはならない。何故ならその場合、

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「パワー24000、ワールド・ブレイカー」

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「パワー18000、クアトロ・ブレイカー」

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「パワー12000、トリプル・ブレイカー」

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「パワー12000、トリプル・ブレイカー」

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といった具合に攻撃しなければならないからだ。

参考までにババロコCS全15戦中3回は攻撃、もしくは攻撃しかけている(1回は攻撃しようとしたターンのドローが『シャコ』だったため攻撃していない)。

 

5.各対面の有利不利(凄くざっくり)

・vs「剣」:有利

『デスマッチ』の有無に大きく左右されるが有利といえる。「赤黒」は『ジャック・アルディアス』でこちらの盤面を減らしながら強行突破されるので過信してはいけない。

追記:新環境において

「白青赤」は『ミクセル』が採用されていることもあり有利とは言い切れない。『デスマッチ』を絡めながら、『プラントボ』『タンク』の動きを狙って行く。それが出来ないならば最大展開を狙い、『ナチュラル・トラップ』等で突破口をこじ開ける。

 

・vs「ロージアダンテ」:有利

「剣」と同じく『デスマッチ』がよく刺さる対面であり、どちらの勝利プランも取り易い。ただし「ドロマー」の『天使と悪魔の墳墓』に関しては、ある程度は割り切りとはいえ、ケアして動かないと一発でこちらが崩壊するので注意。

 

・vs「デスザーク」:有利

『ドゥポイズ』や『ドゥスン』の存在がやや気になるが、相手が処理しきれない程展開する、もしくは11マナに到達させる。後者の方が勝ち筋としては安全。こちらが展開できる数と、相手の動きで処理される数を見極めた上でのプランニングが最重要となる対面。『タイガニトロ』には御注意を。

追記:新環境において

ガリュザーク』『ラビリピト』を採用した構築がほとんどとなり、勝ち筋の見極めがより早期に求められるようになった。が、基本的に有利である事は変わりない。

 

・vs「赤黒ドルマゲドン」:有利

有利とは言ったが『ジュランネル』を迂闊に展開すれば、『ドルハカバ』の的にされ確実に「禁断爆発」されるリスクを負う。また先行の『チャージャー』『ニトロ』は尋常では無くキツい。裏を返せば、それ以外ではこちらの展開やマナ伸ばしが相手を上回る。

 

・vs「シャコガイル」:有利

トリーヴァ」の『アポカリプス・デイ』、「アナシャコ」の『ロスト・ソウル』に注意すれば基本的に安全なゲームが展開できる。11マナためてしまえばほぼ勝ち。

 

・vs「ジョーカーズ」:不利

基本速度で劣る上、こちらのトリガーを比較的簡単にケアされてしまう。こちらの一番濃い勝ち筋は相手を超える速度で理不尽を押し付けることである。冗談では無い。

追記:新環境では「ジョラゴンジョーカーズ」が増加した。従来通り『アイアン・マンハッタン』が非常に重く、さらに『7777777』が登場した事で以前よりも不利になっている。『マンハッタン』影響下では展開が出来ないので、『ジュランネル』で攻撃するプランも十分に考えておく必要がある。

 

・vs「轟轟轟」:不利

ジョーカーズ」を超える速度で攻めてくるが、先手での『デスマッチ』が有効、トリガーが有効に働ける、等の違いがある。それでも非常に厳しい相手であることは間違いない。

追記:新環境で見受けられる「赤白」は『ミクセル』で展開を阻害される上で高速攻撃を仕掛けてくるので非常に難儀する。相変わらず『デスマッチ』は有効なのでしっかりと展開する。あとは『サグラダ・ファミリア』を添えて攻撃されない事を祈る。

 

 

今回の記事は以上となる。

最後に、日頃お世話になっている皆さんに感謝を。

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NEX・シュウ

CSレポート(?) 2018年6月第5週

2018年6月30日開催

デュエルマスターズ公認CS in C-labo TCG FESTIVAL 2018

 

CSサポート第五期最後の日、私は黒い服を着てジャッジ業務にあたっていた…。

 

今回のCSで感じた点についてはTwitterの方でも呟いたが、改めてざっくりと。

 

大会参加の前に

1.大会ルールは読んで!

 

デッキシートを書く時に

2.ツインパクトカードはクリーチャーと呪文は両方書いて!

3.文字は丁寧に書いて!

4.IDと名前はきちんと書いて!

 

以上!難しいことではないはずですよね!!

定期開催されて出慣れたCSなどでもルール変更がなされることはあります。本当に気を付けて!

 

 

 

仕事が終わった後はお竜、ゆーじぇー、チョニキと一緒に秋葉原ジンギスカンを食べてエネルギーを補充!終始眠かったけどね!

 

 

最終的に第五期は

2 ボルシャック・ドギラゴン

3 Dの博才 サイバーダイス・ベガス

1 異端流し オニカマス

でフィニッシュ。二度のチーム優勝が大きかった半期でした。第六期はもっと安定して勝てるように努力します。ベガス3って…4欲しかった…。

おやつ関東2018夏及び現在の「ゲイルヴェスパー」について

2018年6月10日開催

おやつ関東Summer festval in 2018

チーム:NEX Beast Army

メイト:しょへ、ヨコタク

使用デッキ:緑t青ゲイルヴェスパー

予選

1回戦チーム○(3-0)個人○vs赤青剣

2回戦チーム○(3-0)個人○vs青白シリンダダンテ

3回戦チーム×(1-2)個人○vs赤黒剣

4回戦チーム○(2-1)個人○vs赤青剣

5回戦チーム×(1-2)個人×vs青黒サソリムカデ

6回戦チーム○(3-0)個人○vs白単メタリカサザン

 

今年も来ましたおやつ関東。去年の出来事なのに今でもはっきり思い出します。お竜、詩音君と一緒にかめさん、ジャッカルさん、16さんの御三方と戦ったあの決勝戦

 

私は今年も昨年同様の3人で出場したかったのですが、他2人の諸事情により再結成は叶わず。しょへニキと共に3人目のチームメイトを探し、ヨコタクさんと組まさせていただきました。

 

使用デッキは私を知る人からすると最早馴染みのデッキとなりつつある「ゲイル」。

 

今回はチーム戦ということも有り、再び一からデッキ選択を見直しました。

まずチーム内で各々が使用でき、その中でもプレイに自信のあるデッキを挙げました。私は「NEXT」「ゲイル」「ジョラゴンJ」を挙げました。最近では「赤青剣」「ガンバトラーJ」等も練習していましたが、正直周囲のレベルにはまだまだ追い付けていないのが現状でした。

そこで関東で「剣(主に赤青)」が増加傾向、「J(主にガンバトラー)」が減少傾向であることから、「ゲイル」の使用を選択することになりました。

以前述べたように基本的に「剣」に対しては『デスマッチ』の存在のおかげでかなり有利に立ち回れます。一方「J」に対しては『クロック』に加えて『ボントボルト』を採用しない限りはこちらの理不尽を押し付ける他にありません。

 

 

と、握るデッキを決めたまでは良かったのですが、構築の迷走が始まることとなりました…。

 

1.『ジーク』の枚数

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初雪さんがHERO CSで優勝なさった時の構築は『ジーク』が3でした。前々から4で回してきた私ですが、フィニッシュに持っていくためにマナか手札に1枚有れば良い、ということを考え、多少手札キープが難しくはなりますが一度3に変更しました。十二分に戦える構築です。

最終的に「1枚でも捲れないと負ける」ことを危惧し、4枚フル採用に戻ることに。

 

2.『クロック』の枚数

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シャコガイル』以外に青のカードを採用するなら最強と言っても過言では無いカード。パワー3000とはいえ、青が5もしくは6入っていればほぼ確実に『シャコガイル』を召喚出来るというもの。『シャコ』が2枚盾に落ちた?知らん。

ナカジマ君に相談し、「ドギラゴン剣」をより確実に倒すため、

『クロック』1

『トレジャー・マップ』2

の配分に。しかしチームで相談し、私が「ジョーカーズ」を完全に割り切るのは怖いと判断し、ワンチャンスを残すべく『クロック』を3投しました。

 

 

結果として、オルタナCS優勝時のリストに戻っていました。ちなみに今回はどの試合も『クロック』が絡んでいません!!

 

心残りだったのは5回戦の「ムカデ」との戦い。デッキを半分以上掘っても『ジーク』が何処にも見えずに敗北、チームとしての敗戦を招く結果となってしまいました。4枚フル採用して見えないのならば、それは割り切りなのかな、と考えることもありますが悔しいものはやはり悔しいです。

 

試合後のフィードバックを試合ごとに行って、3人のプレイの確認、より良いプレイが無かったかを相談できたのは非常に良かったと考えています。当たり前が当たり前に出来る、これ大事。

 

何だかんだで今年も楽しいおやつ関東でした。今宮君、おめでとう!

しょへニキ、ヨコタクさん、ありがとうございました!